ホーム > 中古iPadの選び方 > 中古iPadのバッテリー寿命はどれくらい?
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 iPadでは全てのシリーズにおいて、「リチウムイオンポリマーバッテリー」を使用しています。このバッテリーは軽量かつ駆動時間が長いといった非常に優れた特徴を持っているのですが、バッテリーである以上、防ぐことのできないのが繰り返し使用することによるバッテリー寿命の劣化です。

 リチウムインバッテリーは、適切な方法で使用していた場合、フル充電して蓄えられる容量が一年ごとに約10%ずつ劣化すると言われています。例えば、新品で購入したiPadの最大利用可能な時間が10時間だとしたら、3年後には満タンまで充電したとしても、利用可能な時間は最大7時間にまで減少することになります。

 また、満タンまで充電が完了したにも関わらずそのまま充電をし続けたり(過充電)、夏場の日差しが強い場所や車の中など、バッテリーの劣化を早める高温状態の場所に放置するといった適切でない使い方や保管方法によっては、フル充電した時の容量は6ヶ月で約60%までにも減少すると言われており、つまり、半年間で最大6時間までしか利用できなくなる可能性もあります。

 他にも、バッテリーは長期間使用せずに放置していた場合、電源を入れていなくてもほんの少しずつ電気を消費していきます(自己放電)。そして、充電容量が0のまま放置しておくと、バッテリーの充電ができなくなるなり起動できなくなることもあります(過放電)。

 ただし、iPadに搭載されている「リチウムイオンポリマーバッテリー」は、自己放電が少なく、1年程度放って置いても80%程度の容量が残っていると言われていますので、よほどの事が無い限り、この過放電によりバッテリーが使えなくなることはないでしょうが、オークション等で購入する場合、「3年ぐらい前に購入し、使わないので放置していました。充電器がないから動作未確認。以前は動いてました。」といったコメントのある商品には注意しましょう。

 このようにバッテリーの寿命は、使用者の使い方次第で大きく違います。中古品では、どれくらい劣化が進んでいるかまで確認はできないので、バッテリー劣化のリスクだけはしっかりと認識して中古品を購入するようにしましょう。基本的には、バッテリーは経年劣化による部分が大きいので、シリアルナンバーから製造日を確認して、それを目安に購入の判断に踏み切るのも良いかと思います。

シリアルナンバーから製造日を確認する ⇒

 また、アップル公式やその他にもiPadのバッテリー交換サービスを行っている業者もたくさんありますので、バッテリーの寿命が思ったよりも劣化していた場合などは、それらのサービスを利用してみてはどうでしょうか。

修理サービス Q&A センター - iPad
バッテリー交換サービス 8,800 円 (税込)

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