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黒ロム・白ロム/黒SIM・白SIMとは？

　昔は、新しい携帯電話を契約すると、携帯電話本体に直接電話番号などの情報が書き込まれていました（黒ロム）。その携帯電話を解約すると、ショップ側で端末に書き込まれている電話番号などの情報が消去され、通信や電話も使えない状態の端末になります（白ロム）。この白ロム化した携帯電話をショップに持ち込んで契約すれば、本体価格を払わずに済むので、初期費用を安く抑える為に中古市場で売買されています。

　現在では、端末に直接携帯電話が書き込まれることはなく、「SIMカード（USIMカード」と呼ばれるカードに携帯電話番号などが書き込まれて管理されるようになりました。その為、今の携帯電話や電話回線を利用してインターネットに繋ぐタブレット機などは、このSIMカードを差し込んでいないと電話やインターネットを利用することが出来ません。

　ところが、このSIMカードは、端末を契約している本人以外のSIMカードを差し替えて使うことができます。その際は、SIMカードの持ち主の電話番号で電話を掛けることができ、料金もSIMカードの持ち主に請求されるます。その為、今ではこのSIMカードを抜いた状態の端末を「白ロム」と呼び、中古携帯電話や中古タブレット機として市場に出回り売買されています。

　※iPadに関しては、日本国内で通信回線を提供しているau/SoftBank共に通常、SIMカードを差し替えるだけでは利用できないように制限が掛かっていますし、auの携帯電話等にもロックが掛かっているものがあります。

SIMカードとは？

残債有りで赤ロム化したiPadに注意！

　また、契約済みで情報が書き込まれているSIMカードを「黒SIM」、解約済み（紛失や未返却で情報が書き込まれている無効のSIMカードを含む）を「黒SIM」と言います。

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